(PHP 4, PHP 5)
get_class_vars — クラスのデフォルトプロパティを取得する
$class_name
)指定したクラスのデフォルトプロパティを取得します。
class_name
クラス名。
宣言されているプロパティのうち、現在のスコープから見えるものとそのデフォルト値を連想配列で返します。
返される配列要素は、変数名 => 値
の形式となります。
エラーが発生した場合は FALSE
を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
5.0.3 | スコープに応じて、 get_class_vars() は現在のスコープからアクセスできるプロパティのみを返すようになりました。 |
5.0.2 | get_class_vars() をコールすると、 すべてのプロパティが配列として公開されるようになりました。 これまでは、protected や private なプロパティの先頭には nul バイトが付加されていました。 |
5.0.1 | get_class_vars() をコールすると、 オブジェクトをクラスに変換するときのように すべてのプロパティを公開するようになりました。 |
4.2.0 | 初期化されていないクラス変数も get_class_vars() で返されるようになりました。 |
例1 get_class_vars() の例
<?php
class myclass {
var $var1; // この変数にはデフォルト値がありません...
var $var2 = "xyz";
var $var3 = 100;
private $var4; // PHP 5
// コンストラクタ
function myclass() {
// いくつかのプロパティを変更する
$this->var1 = "foo";
$this->var2 = "bar";
return true;
}
}
$my_class = new myclass();
$class_vars = get_class_vars(get_class($my_class));
foreach ($class_vars as $name => $value) {
echo "$name : $value\n";
}
?>
上の例の出力は以下となります。
// PHP 4.2.0 未満 var2 : xyz var3 : 100 // PHP 4.2.0 以降 var1 : var2 : xyz var3 : 100
例2 get_class_vars() でのスコープの挙動
<?php
function format($array)
{
return implode('|', array_keys($array)) . "\r\n";
}
class TestCase
{
public $a = 1;
protected $b = 2;
private $c = 3;
public static function expose()
{
echo format(get_class_vars(__CLASS__));
}
}
TestCase::expose();
echo format(get_class_vars('TestCase'));
?>
上の例の出力は以下となります。
// 5.0.0 a| * b| TestCase c a| * b| TestCase c // 5.0.1 - 5.0.2 a|b|c a|b|c // 5.0.3 + a|b|c a