GD および Image 関数
PHP Manual

imagecolorallocatealpha

(PHP 4 >= 4.3.2, PHP 5)

imagecolorallocatealpha画像で使用する色を透過度を指定して作成する

説明

int imagecolorallocatealpha ( resource $image , int $red , int $green , int $blue , int $alpha )

imagecolorallocatealpha() は、 透明度を指定するパラメータ alpha が追加されている以外は imagecolorallocate() と等価です。

パラメータ

image

imagecreatetruecolor() のような画像作成関数が返す画像リソース。

red

赤コンポーネントの値。

green

緑コンポーネントの値。

blue

青コンポーネントの値。

alpha

0 から 127 までの値。 0 は完全に不透明な状態。 127 は完全に透明な状態を表します。

色のパラメータは、0 から 255 までの整数値か 0x00 から 0xFF までの十六進値を指定します。

返り値

色 ID、あるいは作成に失敗した場合に FALSE を返します。

警告

この関数は論理値 FALSE を返す可能性がありますが、FALSE として評価される値を返す可能性もあります。 詳細については 論理値の セクションを参照してください。この関数の返り値を調べるには ===演算子 を 使用してください。

変更履歴

バージョン 説明
5.1.3 作成に失敗した場合に FALSE を返すようになりました。 これより前のバージョンでは、-1 を返していました。

例1 imagecolorallocatealpha() の使用例

<?php
$size 
300;
$image=imagecreatetruecolor($size$size);

// 白い背景で黒いふちどりにします
$back imagecolorallocate($image255255255);
$border imagecolorallocate($image000);
imagefilledrectangle($image00$size 1$size 1$back);
imagerectangle($image00$size 1$size 1$border);

$yellow_x 100;
$yellow_y 75;
$red_x    120;
$red_y    165;
$blue_x   187;
$blue_y   125;
$radius   150;

// alpha 値を指定して色を作成します
$yellow imagecolorallocatealpha($image255255075);
$red    imagecolorallocatealpha($image2550075);
$blue   imagecolorallocatealpha($image0025575);

// 3つの重なる円を描きます
imagefilledellipse($image$yellow_x$yellow_y$radius$radius$yellow);
imagefilledellipse($image$red_x$red_y$radius$radius$red);
imagefilledellipse($image$blue_x$blue_y$radius$radius$blue);

// 正しいヘッダを出力するのを忘れないように!
header('Content-Type: image/png');

// 最後に、結果を出力します
imagepng($image);
imagedestroy($image);
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

出力例 : imagecolorallocatealpha()

注意

注意: この関数は、GD 2.0.1 以降を必要とします (2.0.28 以降を推奨します)。

参考


GD および Image 関数
PHP Manual