(PHP 5, PECL OCI8 >= 1.1.0)
oci_error — 最後に見つかったエラーを返す
$resource
] )最後に見つかったエラーを返します。
この関数は、エラーが発生した直後にコールしなければなりません。 文の実行が成功すると、エラーはクリアされてしまいます。
resource
大半のエラーでは、resource
は関数コール時に渡されたリソースハンドルとなります。
oci_connect() や
oci_new_connect()、
oci_pconnect() の接続エラーの場合は resource
を渡しません。
もしエラーが見つからない場合、 oci_error() は
FALSE
を返します。それ以外の場合は、
oci_error() はエラーの情報を連想配列で返します。
配列のキー | 型 | 説明 |
---|---|---|
code | integer | Oracle のエラーコード。 |
message | string | Oracle のエラーメッセージ。 |
offset | integer | SQL 文の中でのエラーが発生した場所のバイト位置。SQL 文がない場合は 0 となります。 |
sqltext | string | SQL 文のテキスト。SQL 文がない場合は空文字列となります。 |
バージョン | 説明 |
---|---|
4.3.0 | offset と sqltext が追加されました。 |
例1 接続エラー後の Oracle エラーメッセージの表示
<?php
$conn = oci_connect("hr", "welcome", "localhost/XE");
if (!$conn) {
$e = oci_error(); // oci_connect のエラーの場合、ハンドルを渡しません
trigger_error(htmlentities($e['message']), E_USER_ERROR);
}
?>
例2 パースエラー時の Oracle エラーメッセージの表示
<?php
$stid = oci_parse($conn, "select ' from dual"); // クォートが間違っていることに注意
if (!$stid) {
$e = oci_error($conn); // oci_parse エラーの場合は接続ハンドルを渡します
trigger_error(htmlentities($e['message']), E_USER_ERROR);
}
?>
例3 実行エラー時の、 Oracle エラーメッセージと問題となった文の表示
<?php
$stid = oci_parse($conn, "select does_not_exist from dual");
$r = oci_execute($stid);
if (!$r) {
$e = oci_error($stid); // oci_execute のエラーの場合、ステートメントハンドルを渡します
print htmlentities($e['message']);
print "\n<pre>\n";
print htmlentities($e['sqltext']);
printf("\n%".($e['offset']+1)."s", "^");
print "\n</pre>\n";
}
?>
注意:
PHP 5.0.0 より前のバージョンでは、かわりに ocierror() を使います。現在のバージョンでは、古い関数名もまだ使えます。 しかし、これは廃止予定であり非推奨です。