(PHP 4, PHP 5)
print_r — 指定した変数に関する情報を解りやすく出力する
print_r() は、 変数の値に関する情報を解り易い形式で表示します。
print_r()、 var_dump() および var_export() は、PHP 5 においてオブジェクトの protected および private のプロパティも表示します。 静的なクラスメンバーは表示されません。
expression
表示したい式。
return
print_r() の結果を取得したい場合には
return
引数を使います。
この引数が TRUE
の場合には、
print_r() は情報を表示するかわりに情報を返します。
string、integer, float を指定した場合はその値が出力されます。 array を指定した場合、キーと要素を表す形式で値が 表示されます。object に関しても同様の表示形式となります。
return
パラメータが TRUE
の場合は、
この関数は string を返します。それ以外の場合の返り値は TRUE
です。
注意:
return
パラメータを使う場合、この関数は内部的に出力バッファリングを使います。 そのため、 ob_start() コールバック関数の中では使えません。
バージョン | 説明 |
---|---|
4.3.0 |
return 引数が PHP 4.3.0 以降追加されました。
PHP4.3.0 より前のバージョンを使っている場合で
print_r() の結果を取得したい場合には、
出力制御関数を使用してください。
|
4.0.4 | PHP 4.0.4 より前のバージョンでは、自分自身への直接または間接の 参照を含む array または object が指定された 場合には、無限に print_r() が実行されてしまいました。 print_r($GLOBALS) が例で、 $GLOBALS はそれ自体自分自身への参照を有する グローバル変数です。 |
例1 print_r() の例
<pre>
<?php
$a = array ('a' => 'apple', 'b' => 'banana', 'c' => array ('x', 'y', 'z'));
print_r ($a);
?>
</pre>
上の例の出力は以下となります。
<pre> Array ( [a] => apple [b] => banana [c] => Array ( [0] => x [1] => y [2] => z ) ) </pre>
例2 return
引数の例
<?php
$b = array ('m' => 'monkey', 'foo' => 'bar', 'x' => array ('x', 'y', 'z'));
$results = print_r($b, true); // print_r の結果が $results に格納されます
?>