runkit 関数
PHP Manual

runkit_sandbox_output_handler

(PECL runkit >= 0.7.0)

runkit_sandbox_output_handler サンドボックス内での出力を取得・処理するための関数を指定する

説明

mixed runkit_sandbox_output_handler ( object $sandbox [, mixed $callback ] )

通常、 echoprint などのあらゆる出力は、親のスコープから出力しているかのように出力されます。 しかし、 runkit_sandbox_output_handler() を使用すると サンドボックス内の出力(エラーを含む)をサンドボックス外で受け取ることが 可能です。

注意: サンドボックスのサポート ( runkit_lint(), runkit_lint_file(), および Runkit_Sandbox クラスで使用)は、 PHP 5.1.0 以降または特別なパッチを適用した PHP 5.0 でのみ利用可能であり、スレッドセーフを有効にしておく必要があります。 詳細については、runkit パッケージに含まれる README ファイルを参照してください。

注意: 非推奨

runkit バージョン 0.5 以降この関数は非推奨となっており、1.0 が リリースされるまでに削除される予定です。指定した Runkit_Sandbox インスタンスの出力ハンドラは、配列オフセット構文を使用して 取得/設定が可能です。この方法について、 Runkit_Sandbox のクラス定義で説明しています。

パラメータ

sandbox

出力の処理を設定する Runkit_Sandbox クラスのインスタンス。

callback

ひとつのパラメータを受け取る関数の名前。 sandbox による出力がこのコールバックに 渡されます。コールバックが返す値は通常通り表示されます。 このパラメータが渡されなかった場合、出力の操作方法は変わりません。 真でない値が渡された場合、出力の操作は無効となり直接表示されます。

返り値

前に定義されていた出力ハンドラコールバックの名前を返します。 ハンドラが定義されていなかった場合は FALSE を返します。

例1 出力を変数に送る

<?php
function capture_output($str) {
  
$GLOBALS['sandbox_output'] .= $str;

  return 
'';
}

$sandbox_output '';

$php = new Runkit_Sandbox();
runkit_sandbox_output_handler($php'capture_output');
$php->echo("Hello\n");
$php->eval('var_dump("Excuse me");');
$php->die("I lost myself.");
unset(
$php);

echo 
"Sandbox Complete\n\n";
echo 
$sandbox_output;
?>

上の例の出力は以下となります。

Sandbox Complete

Hello
string(9) "Excuse me"
I lost myself.


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