(PHP 4, PHP 5)
uniqid — 一意な ID を生成する
$prefix
= ""
[, bool $more_entropy
= false
]] )マイクロ秒単位の現在時刻にもとづいた、接頭辞つきの一意な ID を取得します。
prefix
これが有用なのは、たとえば複数ホストで同時に ID を生成するような場合です。このような場合、同じマイクロ秒で同じ ID が生成されてしまう可能性があります。
空の prefix
を指定すると、
返される文字列は 13 文字となります。
more_entropy
が TRUE
の場合は
23 文字となります。
more_entropy
TRUE
にすると、 uniqid() は
返り値の最後にさらに別のエントロピーを
(線形合同法を使用して) 追加します。これにより、結果が一意になる可能性を高めます。
一意な識別子を文字列で返します。
例1 uniqid() の例
<?php
/* 一意なID、たとえば 4b3403665fea6 */
printf("uniqid(): %s\r\n", uniqid());
/* IDに接頭辞をつけることもできます。これは次のように書くのと
* 同じです
*
* $uniqid = $prefix . uniqid();
* $uniqid = uniqid($prefix);
*/
printf("uniqid('php_'): %s\r\n", uniqid('php_'));
/* more_entropy パラメータも使えます。Cygwin などのシステムで
* 必要となるでしょう。これは、uniqid() が生成する値をたとえば
* 4b340550242239.64159797 のような形式にします。
*/
printf("uniqid('', true): %s\r\n", uniqid('', true));
?>
バージョン | 説明 |
---|---|
5.0.0 |
パラメータ prefix が必須ではなくなりました。
|
4.3.1 |
prefix の制限が 114 文字までではなくなりました。
|
この関数は、暗号学的にセキュアなトークンを返すわけではありません。 実際、追加のパラメータを何も渡さなければその返り値は microtime() とほとんど変わりません。暗号学的にセキュアなトークンを生成したければ openssl_random_pseudo_bytes() を使いましょう。
注意:
Cygwin でこの関数を動作させるには、
more_entropy
をTRUE
にする必要があります。