(PHP >= 5.3.0, PECL phar >= 1.0.0)
Phar::setStub — Phar アーカイブの PHP ローダ (あるいは起動スタブ) を設定する
$stub
)注意:
このメソッドは、php.ini の phar.readonly が 0 でないと Phar オブジェクトで動作しません。それ以外の場合は PharException がスローされます。
このメソッドを使用して、新しい Phar アーカイブに PHP 起動ローダスタブを追加します。あるいは、既存の Phar アーカイブのローダスタブを置き換えます。
Phar アーカイブのローダスタブは、 このようにアーカイブを直接インクルードした際に使用されます。
<?php
include 'myphar.phar';
?>
phar ストリームラッパーを使用して次のようにファイルをインクルードした際には、 ローダにはアクセスしません。
<?php
include 'phar://myphar.phar/somefile.php';
?>
stub
文字列あるいはオープンしたストリームハンドル。 この phar アーカイブの実行スタブとして使用します。
成功した場合に TRUE
を、失敗した場合に FALSE
を返します。
php.ini で phar.readonly が有効になっている場合に UnexpectedValueException がスローされます。 変更をディスクに書き込む際に何らかの問題が発生した場合は PharException がスローされます。
例1 Phar::setStub() の例
<?php
try {
$p = new Phar(dirname(__FILE__) . '/brandnewphar.phar', 0, 'brandnewphar.phar');
$p['a.php'] = '<?php var_dump("Hello");';
$p->setStub('<?php var_dump("First"); Phar::mapPhar("brandnewphar.phar"); __HALT_COMPILER(); ?>');
include 'phar://brandnewphar.phar/a.php';
var_dump($p->getStub());
$p['b.php'] = '<?php var_dump("World");';
$p->setStub('<?php var_dump("Second"); Phar::mapPhar("brandnewphar.phar"); __HALT_COMPILER(); ?>');
include 'phar://brandnewphar.phar/b.php';
var_dump($p->getStub());
} catch (Exception $e) {
echo 'brandnewphar.phar での書き込み操作に失敗しました: ', $e;
}
?>
上の例の出力は以下となります。
string(5) "Hello" string(82) "<?php var_dump("First"); Phar::mapPhar("brandnewphar.phar"); __HALT_COMPILER(); ?>" string(5) "World" string(83) "<?php var_dump("Second"); Phar::mapPhar("brandnewphar.phar"); __HALT_COMPILER(); ?>"