制御構造
PHP Manual

return

(PHP 4, PHP 5)

return は、プログラムの制御を呼び出し元に戻します。 呼び出し側のモジュールでは、呼び出しの次の文から続行します。

関数内で呼び出されると、return文は即座に その関数の実行を停止し、引数を関数の値として返します。 returnはまた、eval()文や スクリプト自体の実行を終了させることが出来ます。

グローバルスコープで呼び出されると、現在実行中のスクリプトが終了 します。もしそのスクリプトが include もしくは require されたものである場合、制御は呼び出し元 のファイルに戻ります。また、そのスクリプトが include されたものである場合は、returnに与えられた引数 の値は include の戻り値となります。 returnがメインスクリプトで呼び出された場合は スクリプトが終了します。また、 設定ファイル auto_prepend_file 又は auto_append_fileオプションで指定されたスクリプトの場合も 同様にそのスクリプトが終了します。

さらに詳しい情報に関しては 返り値を参照してください。

注意: return は関数ではなく言語構造であるため、 引数を括弧で囲う必要があるのはないことに注意しましょう。 括弧で囲わずそのままにしておくのが一般的です。 またそのほうが PHP にかかる負荷も低くなります。

注意: パラメータを省略した場合は括弧も省略する必要があります。この場合の返り値は NULL です。 return に括弧をつけてコールしながら何も引数を指定しないと、 パースエラーとなります。

注意: 変数をリファレンスで返す場合は、決して引数を 括弧で囲ってはいけません。そのようにすると正しく動作しません。 return ($a); とすると、変数を返すのではなく ($a) を評価した結果を返すことになります (この場合は、もちろん $a の値です)。


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