Console_ProgressBar は、 カスタマイズ可能なプログレスバーをコンソール/ターミナルに表示します。
プログレスバーの例
This will display a very simple bar:
=====================================================
A more complicated bar, showing current status in numbers as well:
* 3/7 [==========================>-------------------------------------] 42.86%
Showing elapsed time, and using ANSI codes:
- 109/345 [========>------------------] 31.59% Elapsed Time: 00:03.94
Showing an estimate for the remaining time:
- 105/345 [============>-------------------------------] 30.43% ETA: 00:11.52
require_once "Console/ProgressBar.php"
Console_ProgressBar のインスタンスを作成します。
何らかの進捗があった時点で update() をコールします。
最後に erase() をコールします (オプション)。
単純なプログレスバーの例
<?php
require_once 'Console/ProgressBar.php';
$bar = new Console_ProgressBar('[%bar%] %percent%', '=>', ' ', 80, 7);
// 何らかの処理を行います
for ($i = 0; $i <= 7; $i++) {
$bar->update($i);
sleep(1);
}
echo "\n";
?>
[=======================================> ] 57.14%
この例では、5 個のパラメータを使用してプログレスバーのインスタンスを作成します。
使用するパラメータは
format string
、bar string
、
empty string
、console width
および
target number
です。
最初のパラメータ format string
は、プログレスバー全体のレイアウトを指定します。
任意の文字のほかに、置換用の変数を指定することができます。
%bar%
が実際のプログレスバーです。
%current%
は
update()
で設定する実際の値です。
%max%
は、コンストラクタで設定した最大値
(target number) で置き換えられます。
%fraction%
は
%current%/%max%
と同じ値です。
%percent%
は進捗状況をパーセントで表したものです。
%elapsed%
は経過時間です。
%estimate%
は、完了までの予測時間です。
二番目の引数は、プログレスバーで使用する文字列です。上の例では "=>" を指定しています。指定した文字列が短すぎる場合 (この例の "=>" のように)、必要な長さを埋めるために、 一番左の文字が繰り返されます。指定した文字列が長すぎる場合、 余分な文字は左側から切り詰められます。
三番目の引数は、プログレスバーの「空欄」の位置を埋める文字列です。 上の例では "-" を指定しています。指定した文字列が短すぎる場合 (この例の "-" のように)、必要な長さを埋めるために、 一番右の文字が繰り返されます。指定した文字列が長すぎる場合、 余分な文字は右側から切り詰められます。
四番目の引数では表示幅を指定します。通常のコンソール/ターミナル の幅は 80 文字なので、ここでは 80 を渡しています。 現時点では、ターミナルの文字幅を取得するメソッドはありません。
五番目の引数は、プログレスバー全体が表す数値です。 たとえば 115 KB の大きさのファイルのダウンロード時にプログレスバーを表示するなら、 ここで 115 を指定します。