heat-api パッケージ以外のすべての API サービス用の Debian パッケージは、 Identity サービスのカタログにサービスを登録します。API エンドポイントは覚えにくいので、この機能は便利です。
注釈
heat-api パッケージではなく heat-common パッケージが Orchestration Service を設定します。
API サービス用のパッケージをインストールするとき、サービスを登録するためのプロンプトが表示されます。ただし、API サービス用のパッケージをインストールまたはアップグレードした後、Debian はこのプロンプトでの入力内容を debconf データベースからすぐに削除します。その結果、Identity サービスでサービスを設定するためのプロンプトが再度表示されます。すでに API サービスを登録している場合には、アップグレード時に no を選んでください。
この画面で、パッケージを Identity サービスカタログに登録します。
Identity Service の admin_token の値を入力するプロンプトが表示されます。この値は Identity Service が API サービスを登録するために使用されます。keystone パッケージをセットアップするとき、この値は自動的に設定されます。
この画面でサービスの IP アドレスを設定します。設定スクリプトは、自動的に、デフォルトルートに接続されているインターフェースで使用されている IP アドレスを検出します (/sbin/route と /sbin/ip )。
お使いのネットワークで一意な値を指定する必要がない場合は、ENTER を押します。
この画面はサービスのリージョン名を設定します。例えば、us-east-coast や europe-paris です。
Debian パッケージのインストール後処理スクリプトでは、以下のコマンドが実行されます。
PKG_SERVICE_ID=$(pkgos_get_id keystone --os-token ${AUTH_TOKEN} \
--os-endpoint http://${KEYSTONE_ENDPOINT_IP}:35357/v2.0/ service-create \
--name ${SERVICE_NAME} --type ${SERVICE_TYPE} --description "${SERVICE_DESC}")
keystone --os-token ${AUTH_TOKEN} \
--os-endpoint http://${KEYSTONE_ENDPOINT_IP}:35357/v2.0/
endpoint-create \
--region "${REGION_NAME}" --service_id ${PKG_SERVICE_ID} \
--publicurl http://${PKG_ENDPOINT_IP}:${SERVICE_PORT}${SERVICE_URL} \
--internalurl http://${PKG_ENDPOINT_IP}:${SERVICE_PORT}${SERVICE_URL} \
--adminurl http://${PKG_ENDPOINT_IP}:${SERVICE_PORT}${SERVICE_URL})
AUTH_TOKEN、KEYSTONE_ENDPOINT_IP、PKG_ENDPOINT_IP、REGION_NAME の値は、debconf プロンプトでの入力内容により決まります。一方、SERVICE_NAME、SERVICE_TYPE、SERVICE_DESC、SERVICE_URL の値は、各パッケージに事前設定されており、覚えておく必要はありません。
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