Ocata バージョンのリリースノート¶
11.0.2-7¶
バグ修正¶
- Previously horizon assumes only
volume
as an endpoint for the Cinder regardless of the API version. As a result, if deployers configure Cinder v2/v3 API endpoint asvolumev2
orvolumev3
, Volume related menus – 「Create Volume from instance snapshot」 and 「Create instance from Volume」 – were not displayed. Horizon now checks the availability of the Block Storage service by looking for all posible endpointsvolume
,volumev2
andvolumev3
.
11.0.0¶
フレーバーのパネルは、レガシーまたは Angular コードのいずれかを使用する設定ができるようになりました。
HTML クラスの命名規則を標準化するための努力によって、様々なクラス名を、 Bootstrap の規則に合わせて、アンダースコアやキャメルケースの代わりに、ダッシュを使うように更新していきます。
Angular における慣習を確立していく一環として、 クライアント側のコードでは、従来の horizon.alert(…) ではなく Angular フレームワークの toastService を使うことになりました。 horizon.alert は Django のメッセージフレームワークではまだ使用されているため、 horizon.messages.js はまだ存在しています。
新機能¶
- Keystone to Keystone (K2K) 統合サポートが Horizon に追加されました。 Keystone に K2K が設定されており、サービスプロバイダがある場合は、 Keystone プロバイダのリストがドロップダウンリストに表示されます。 local_settings.py では、オプションで認証プロバイダの表示名を 「 KEYSTONE_PROVIDER_IDP_NAME「で設定するか、他のサービスプロバイダと区別するために使用するプロバイダ ID
KEYSTONE_PROVIDER_IDP_ID
を設定できます。 [blueprint k2k-horizon].
- 翻訳可能な文字列の抽出とメッセージカタログの更新のためにハードコードされていた run_tests コマンドは django 管理コマンドの extract_messages および update_catalog に移行しました。これらは、下流工程でのカスタマイズと文字列の編集を簡単にするいくつかのパラメーターを受け付けますが、デフォルトの動作は以前と同じです。
- アクセスとセキュリティのパネルにあるタブは、明確なナビゲーションとより良いパフォーマンスのため、それぞれのパネルに移動しました。現在、 API アクセス、およびキーペアは、コンピュートのパネルグループにあります。また、Floating IP とセキュリティグループは、ネットワークのパネルグループにあります。
- OpenStack RC のダウンロードボタンが、 Horizon の右上にあるユーザー設定のドロップダウンメニューに追加されました。
- プロジェクト、ユーザー、グループ、およびロールなどのユーザー管理パネルの「フィルタ優先」機能を実装しました。フィルタ優先の機能については、次に説明しています。 <https://blueprints.launchpad.net/horizon/+spec/admin-views-filter-first>`
- ANGULAR_FEATURES にキー
flavors_panel
が追加され、 Angular 版のパネルを有効にするかどうかを True か False を設定することで示します。
- フレーバー機能の統合テストは openstack_dashboard/test/integration_tests/horizon.conf の 『flavors』 設定にある 『panel_type』 機能を使って切り替えできます。有効な値は 『legacy』 と 『angular』 で、有効になっているパネル種別と一致させる必要があります。
- Glance v2 が完全にサポートされました。この結果、 Horizon を動作させるために、 Keystone カタログに Glance v1 エンドポイントは必要という状況はなくなりました。また、 Glance v1 と v2 間のコード互換性が提供されています。
- IMAGES_ALLOW_LOCATION という新しい設定値が追加されました。この設定を使うと、ユーザーはイメージの作成、更新時のロケーションを設定できます。 Glance のバージョンに依存しますが、ロケーションを設定する機能はポリシーと設定値で制御できます。
- インスタンス起動ワークフローのためのデフォルト値を指定できるようにする LAUNCH_INSTANCE_DEFAULTS 設定が追加されました。最初は Configuration Drive プロパティーのみがサポートされています。
- 開発者ダッシュボードに新しいプロファイラーパネルが導入されました。これは osprofiler ライブラリー を Horizon に統合するもので、ブループリント openstack-profiler-at-developer-dashboard に従う実装です。プロファイラーは最初は無効です。有効にするには、
OPENSTACK_PROFILER['enabled']
の値をTrue
にします。これは、 _9030_profiler_settings.py.example ファイルと _9030_profiler.py ファイルを openstack_dashboard/local/local_settings.d/_9030_profiler_settings.py と openstack_dashboard/local/enabled/_9030_profiler.py にそれぞれコピーすることで実現できます。また、デフォルトでは、 MongoDB クラスタは、 Keystone が置かれているのと同じホスト(例えば、 Devstack VM 内)に存在することを期待しています。 しかし、パラメータ 「 OPENSTACK_PROFILER [『notifier_connection_string』] 「 と 「 OPENSTACK_PROFILER [『receiver_connection_string』] 「 の値で設定することもできます。 MongoDBは、 手動で <https://docs.mongodb.com/manual/tutorial/install-mongodb-on-ubuntu/#install-mongodb-community-edition> _ インストールし、 0.0.0.0 インターフェースでリクエストを受信することを許可する必要があります。
- Neutron プロバイダーネットワーク種別設定がもっと柔軟になり、オペレータは新しいネットワーク種別、セグメント ID 範囲などを含む、使用する Neutron ネットワークバックエンドに基づいて、様々なプロバイダーネットワークパラメーターを設定できるようになりました。
- OVERVIEW_DAYS_RANGE の設定が新たに追加されました。これは、概要パネルのメーターのデフォルト日付範囲を、今日の日付の N 日前までの範囲 (値が整数 N の場合)、または今月の始めから今日までの範囲 (None に設定されている場合) で定義します。この設定は、概要のパネルがレンダリングされる際に取得するデータの量を制限するために使用されます。デフォルト値は 1 です。以前は大型のデプロイメントで深刻なラグの原因となっていたため、以前のバージョンの動作とは異なるようになりました。 (bug 1508571)
既知の問題¶
- ANGULAR_FEATURES オプションで 『images_panel』 を False に設定し (デフォルトは False ではありません)、 Horizon が Glance v2 を使用するように設定した場合、「イメージの編集」画面で RAM ディスク ID とカーネル ID が適切に表示されません。
アップグレード時の注意¶
TEMPLATE_*
設定はTEMPLATE
dict に置き換えられました。このバージョンの Horizon に設定を移行する際に、これが問題となる可能性があります。 TEMPLATE_DEBUG 設定は削除され、 DEBUG 設定で制御されるようになりました。この dict の詳細な情報は https://docs.djangoproject.com/en/1.10/ref/settings/#templates で説明されています。
- Django 1.10 での実行時は、 DJango OpenStack Auth の
User
クラスのis_authenticated()
とis_anonymous()
関数はプロパティーになり、引数から margin パラメーターは削除されました。
- OPENSTACK_KEYSTONE_URL 設定で末尾にバージョン情報を含める必要がなくなりました。 django-openstack-auth ライブラリーの 2.3.0 リリースで行われた変更により、 Horizon は OPENSTACK_API_VERSION[『identity』] 設定の値に基づいて URL に適切なバージョン情報を付与するようになりました。
- Horizon のロゴ(以前の logo-splash.png と logo.png)が PNG の代わりに SVG ファイルを読み込むようになりました。 デフォルトのロゴは、新しい OpenStack ブランディングを反映するように更新されています。
- LBaaS v1 ダッシュボードを削除しました。 LBaaS v1 の機能は、Newton で neutron-lbaas から削除されましたが、 Horizon の LBaaS v1 ダッシュボードは、 Newton リリースでは後方互換性のためだけに保持されており、オペレーターは最初に Horizon をアップグレードすることが可能です。 LBaaS v2 をサポートするダッシュボードは、 neutron-lbaas-dashboard プロジェクト から Horizon プラグインとして提供されています。
- OPENSTACK_IMAGE_FORMATS 変数は、 local_settings.py の REST_API_REQUIRED_SETTINGS 設定に追加しなければなりません。
- LAUNCH_INSTANCE_DEFAULTS 変数は、 local_settings.py の REST_API_REQUIRED_SETTINGS 設定に追加しなければなりません。
- 開発者ダッシュボードの enabled ファイルは
openstack_dashboard/enabled
からopenstack_dashboard/contrib/developer/enabled
に移動されました。これらを有効にするには、openstack_dashboard/local/enabled
以下にこれらのファイルをコピーし、DEBUG = True
を設定してください。
- 過去に使用された Django ベースの Swift UI は、既にサポートされておらず、コードを削除しています。代わりに新しい AngularJS ベースのバージョンを使用してください。
- Angular Bootstrap のアップグレードに、ディレクティブやサービスの名前の変更など、破壊しうる変更が含まれています。 https://github.com/angular-ui/bootstrap/wiki/Migration-guide-for-prefixes を参照してください。
廃止予定の機能¶
- run_tests.sh スクリプトは非推奨になり、すべての機能は tox あるいは manage.py により提供されます。 run_tests はQueens (13.0) で削除予定です。
- アクションサービスの initScope 関数は非推奨になり、新しい関数 initAction が追加され、これはスコープを提供しません。その代わり、 allowed および perform 関数は、コンテキストのためのスコープを第一引数のitem / items に続いて提供します。WizardModalService の modal() 関数の 「scope」 パラメーターも非推奨になり、将来の Horizon リリースでは無視されるようになります。
- 関数 fix_auth_url_version() は、 Horizon が必要としなくなり次第、 openstack_auth ライブラリから削除する必要があります。代わりの関数は fix_auth_url_version_prefix() であり、固定 URL と URL が実際に固定されたかどうかを示すブール値フラグを返します。別のフラグを使用すると、 Keystone エンドポイント URL の不一致に関するより正確な警告メッセージを出すことができます。
- HTML クラス 『d3_pie_chart_usage』 が使われている箇所はすべて 『pie-chart-usage』 に変更されました。同様に 『d3_pie_chart_distribution』 は 『pie-chart-distribution』 に変換されました。
- Horizon にあるテレメトリーのコードは非推奨となり、幾つかのリリースの間、無効化されていました。このコードは現在削除されています。
- Mitaka で改善された Angular バージョンに置き換えられた、以前に非推奨となった Swift UI のコードは、現在削除しています。
- クライアント側で使用されていた horizon.alert(…) はすべて horizon.toast に置き換えられました。新規の JavaScript コードを書く際は、 horizon.alert(…) 経由でのアラートメッセージは避けてください。代わりに horizon.toast.add(『error』, gettext(…)) を使用すべきです。
バグ修正¶
- [bug 1585682] Horizon は Keystone のウェブのパスのエンドポイント (
http://<hostip>:5000
ではなくhttp://<hostip>/identity
のような URL) に適切にバージョンを追加できるようになりました。
- [bug 1618235] 最後の文字が削除されたときに、選択されたファセットが消えることなく、検索に入力されたすべての文字を削除できるようになりました。
- [bug 1635505] Horizon は、下のテーブルの内容を更新する新しいテキスト検索を起動することなく、入力検索の中で矢印キーを正しく使用できるようになりました。
- ログに出力される、開発者パネルに関する
WARNING
メッセージがなくなりました。
その他の注意点¶
- ユーザがさらにファセットを追加すると、メニューは検索入力位置を追随します
- Glance v2 では、copy-from 機能をサポートしていないため、この機能は、Glance v2 を使用する際に Horizon で無効にされます。
- Glance イメージ一覧 API からの出力が v1 と v2 の間で変更され、管理者が Horizon にログインすると、プロジェクト/コンピュート/イメージパネルでクラウド上のイメージがすべて見られるようになりました。
- XStatic-Angular が 1.4.10.1 から 1.5.8.0 に更新されました。
- XStatic-Angular-Bootstrap が 0.11.0.0 から 2.2.0.0 に更新されました。
- XStatic-Angular-Gettext が 2.1.0.2 から 2.3.8.0 に更新されました。
- XStatic-Bootswatch が 3.3.6.0 から 3.3.7.0 に更新されました。
- XStatic-D3 が 3.1.6.2 から 3.5.17.0 に更新されました。
- XStatic-Font-Awesome が 4.5.0.0 から 4.7.0.0 に更新されました。
- XStatic-JSEncrypt が 2.0.0.2 から 2.3.1.0 に更新されました。
- XStatic-Roboto-Fontface が 0.4.3.2 から 0.5.0.0 に更新されました。