php.ini の設定により動作が変化します。
名前 | デフォルト | 変更可能 | 変更履歴 |
---|---|---|---|
ingres.allow_persistent | "1" | PHP_INI_SYSTEM | ingres 1.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.array_index_start | "1" | PHP_INI_ALL | ingres 1.4.0 以降で使用可能です。 |
ingres.auto | "1" | PHP_INI_ALL | ingres 2.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.blob_segment_length | "4096" | PHP_INI_ALL | ingres 1.2.0 以降で使用可能です。 |
ingres.cursor_mode | "0" | PHP_INI_ALL | ingres 1.1.0 以降で使用可能です。 |
ingres.default_database | NULL | PHP_INI_ALL | ingres 1.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.default_password | NULL | PHP_INI_ALL | ingres 1.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.default_user | NULL | PHP_INI_ALL | ingres 1.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.describe | 1 | PHP_INI_ALL | ingres 2.1.0 以降で使用可能です。 |
ingres.fetch_buffer_size | 100 | PHP_INI_ALL | ingres 2.1.0 以降で使用可能です。 |
ingres.max_links | "-1" | PHP_INI_SYSTEM | ingres 1.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.max_persistent | "-1" | PHP_INI_SYSTEM | ingres 1.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.reuse_connection | "1" | PHP_INI_ALL | ingres 2.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.scrollable | "1" | PHP_INI_ALL | ingres 2.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.trace | "0" | PHP_INI_ALL | ingres 2.0.0 以降で使用可能です。 |
ingres.trace_connect | "0" | PHP_INI_ALL | ingres 1.2.1 以降で使用可能です。 |
ingres.utf8 | "1" | PHP_INI_ALL | ingres 2.0.0 以降で使用可能です。 |
以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
ingres.allow_persistent
boolean
Ingres への 持続的接続 を許可するかどうかを設定します。
ingres.array_index_start
integer
ingres_fetch_row() あるいは
ingres_fetch_array() が生成する配列の整数キーの開始値を指定します。
デフォルトでは ingres.array_index_start
は 1 となります。ingres 拡張モジュールの動作を他のデータベース用の拡張モジュールとそろえるには、
これを 0 に設定します。
ingres.auto
boolean
自動コミットのエミュレート機能を有効あるいは無効にします。 Ingres で複数のカーソルを開くには、自動コミットを有効にしなければなりません。 これを有効にすると、ドライバが自動コミット機能をエミュレートします。
ingres.blob_segment_length
integer
BLOB データの読み込み時に使用するメモリの量をバイト単位で指定します。
ingres.cursor_mode
integer
ingres_prepare() でカーソルを開く際のデフォルトのモードを指定します。
INGRES_CURSOR_UPDATE
あるいは INGRES_CURSOR_READONLY
のいずれかです。
ingres.default_database
string
データベースサーバーへの接続時に名前を指定しなかった場合に使用する デフォルトのデータベース名を指定します。 SQL セーフモード の場合は適用されません。
ingres.default_password
string
データベースサーバーへの接続時に名前を指定しなかった場合に使用する デフォルトのパスワードを指定します。 SQL セーフモード の場合は適用されません。
ingres.default_user
string
データベースサーバーへの接続時に名前を指定しなかった場合に使用する デフォルトのユーザー名を指定します。 SQL セーフモード の場合は適用されません。
ingres.describe
boolean
パラメータを使うクエリで期待しているデータ型を DESCRIBE INPUT で調べられるようにします。 Ingres 9.1.0 以降で使用可能です。無効にすると、パラメータつきクエリを渡された場合に ingres_query() の types パラメータで型を自分で調べなければならなくなります。
注意:
この機能を有効にして ingres_query() を使用すると、 この拡張モジュールとサーバーとの間でのトラフィックが増加します。 トラフィックの増加を最小限に抑えるには、 ingres_prepare() および ingres_execute() を使用します。
ingres.fetch_buffer_size
integer
ingres_fetch_array()、 ingres_fetch_object() および ingres_fetch_row() が一度のフェッチ操作で事前取得を試みる行数を指定します。
ingres.max_links
integer
プロセス単位あるいはスレッド単位で使用できる Ingres セッションの最大数を指定します。 このセッション数は、Ingres で設定されている接続セッション数の総数を超えてはいけません。
ingres.max_persistent
integer
プロセス単位あるいはスレッド単位で使用できる持続的 Ingres セッションの最大数を指定します。 このセッション数は、Ingres で設定されている接続セッション数の総数を超えてはいけません。
ingres.reuse_connection
boolean
同一データベースへの同一ユーザー名での接続があった場合に、 既存のアクティブな接続を再利用します。
ingres.scrollable
boolean
スクロール可能なカーソルのサポートを有効にします。CLOB あるいは BLOB
データを取得する際にはこれを FALSE
にしておかなければなりません。
Ingres 9.2.0 以降で使用可能です。
ingres.trace
boolean
E_NOTICE
メッセージによるシンプルなトレース機能を有効にします。
ingres.trace_connect
boolean
ingres_connect() あるいは ingres_pconnect()
のコール時に E_NOTICE
メッセージを表示します。
ingres.utf8
boolean
National Character 型のカラム (NVARCHAR あるいは NCHAR) に渡された文字列が UTF8 エンコーディングを使用しているものとみなし、 サーバー用に UTF16 に変換します。