(PHP 5)
mysqli_driver::$report_mode -- mysqli_report — 内部のレポート機能を有効あるいは無効にする
オブジェクト指向型
手続き型
開発中やテスト時に、クエリを改善するために便利な関数です。 指定するフラグに応じて、 mysqli の関数呼び出しのエラーやインデックスを使わない (あるいは不適切なインデックスを使う) クエリなどをレポートします。
flags
名前 | 説明 |
---|---|
MYSQLI_REPORT_OFF |
レポートをオフにする |
MYSQLI_REPORT_ERROR |
mysqli の関数呼び出しからのエラーを報告する |
MYSQLI_REPORT_STRICT |
警告の代わりに mysqli_sql_exception をスローする |
MYSQLI_REPORT_INDEX |
クエリでインデックスを使っていない (あるいは不適切なインデックスを使っている) 場合にレポートする |
MYSQLI_REPORT_ALL |
すべてのオプションを設定する (すべてレポートする) |
成功した場合に TRUE
を、失敗した場合に FALSE
を返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
5.3.4 | レポートモードがプロセス単位ではなくリクエスト単位に変わりました。 |
5.2.15 | レポートモードがプロセス単位ではなくリクエスト単位に変わりました。 |
例1 オブジェクト指向型
<?php
$mysqli = new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "world");
/* 接続をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
/* レポート機能を有効にします */
$driver = new mysqli_driver();
$driver->report_mode = MYSQLI_REPORT_ALL;
try {
/* このクエリはエラーのレポートを出すはずです */
$result = $mysqli->query("SELECT Name FROM Nonexistingtable WHERE population > 50000");
/* このクエリは不適切なインデックスのレポートを出すはずです */
$result = $mysqli->query("SELECT Name FROM City WHERE population > 50000");
$result->close();
$mysqli->close();
} catch (mysqli_sql_exception $e) {
echo $e->__toString();
}
?>
例2 手続き型
<?php
/* レポート機能を有効にします */
mysqli_report(MYSQLI_REPORT_ALL);
$link = mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "world");
/* 接続をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
/* このクエリはエラーのレポートを出すはずです */
$result = mysqli_query("SELECT Name FROM Nonexistingtable WHERE population > 50000");
/* このクエリは不適切なインデックスのレポートを出すはずです */
$result = mysqli_query("SELECT Name FROM City WHERE population > 50000");
mysqli_free_result($result);
mysqli_close($link);
?>