このバックエンドは、キャッシュレコードを (指定したディレクトリの) ファイルに保存します。
使用可能なオプションは次のとおりです。
表 2.6. 使用可能なオプション
オプション | データ型 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
cacheDir |
string |
'/tmp/' |
キャッシュファイルを書き込むディレクトリ。 |
fileLocking |
boolean |
true |
ファイルロックを有効/無効にします。 不慮の事故でキャッシュが破壊されることを防げますが、 マルチスレッドなウェブサーバ環境や NFS ファイルシステム上では役に立ちません。 |
readControl |
boolean |
true |
読み込み制御を有効/無効にします。有効にすると キャッシュファイルに制御キーが埋め込まれます。 キャッシュの読み込み後、計算した結果とキャッシュのキーを比較します。 |
readControlType |
string |
'crc32' |
読み込み制御の方式 (読み込み制御が有効な場合にのみ使用します)。 使用可能な値は 'md5' (一番安全だが、最も遅い)、 'crc32' (安全性には劣るが、より高速。悪くない選択肢です)、 'strlen' (最も高速。長さのみをチェックします) のいずれかです。 |
hashedDirectoryLevel |
int |
0 |
ディレクトリ構造のレベルを指定します。0 は "ディレクトリ階層を作らない"、 1 は "一段階のサブディレクトリを作る"、2 は "二段階の……" を意味します。 何千ものキャッシュファイルを使用する場合にのみ、 このオプションによる高速化を実感できるでしょう。 適切な設定値を決めるには、実際にベンチマークを取得するしかありません。 たいていの場合は 1 または 2 でよいでしょう。 |
hashedDirectoryUmask |
int |
0700 |
ディレクトリ構造の umask を指定します。 |
このバックエンドは、キャッシュレコードを SQLite データベースに保存します。
使用可能なオプションは次のとおりです。
このバックエンドは、キャッシュレコードを memcached サーバに保存します。 memcached は、 高性能な分散メモリオブジェクトキャッシュシステムです。このバックエンドを使用するには、 memcached デーモンおよび memcache PECL 拡張モジュール が必要です。
注意: このバックエンドでは、今のところ "タグ" がサポートされていません。 また、引数 "doNotTestCacheValidity=true" もサポートされていません。
使用可能なオプションは次のとおりです。
表 2.8. 使用可能なオプション
オプション | データ型 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
servers |
array |
array(array('host' => 'localhost','port' => 11211, 'persistent' => true)) |
memcached サーバの配列です。各 memcached サーバの情報は、 以下のような連想配列で指定します。 'host' => (string) : memcached サーバのサーバ名 'port' => (int) : memcached サーバのポート番号 'persistent' => (bool) : この memcached サーバに対して持続的な接続を使用するかどうか |
compression |
boolean |
flase |
その場での圧縮処理を行いたい場合に true を指定します。 |
このバックエンドは、キャッシュレコードを共有メモリに保存する際に APC (Alternative PHP Cache) 拡張モジュールを使用します (当然、このバックエンドを使用するにはこの拡張モジュールが必要です)。
注意: このバックエンドでは、今のところ "タグ" がサポートされていません。 また、引数 "doNotTestCacheValidity=true" もサポートされていません。
このバックエンドではオプションを使用しません。