<file> タグは、
パッケージのソースに含まれるディレクトリ内のファイルについて記述します。
file タグを記述できる場所は、
<dir>
タグの子要素としてだけです。
ファイルタスク を使えば、パッケージ作成時やインストール時にファイルを変更することができます。
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
name |
ソース内のファイルの名前。 |
role |
このファイルの型。 roles を参照ください。 |
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
baseinstalldir |
すべてのファイルやサブディレクトリのインストール先の相対位置。 |
md5sum |
ファイルのコンテンツの MD5 ハッシュ。これは pear package を実行すると自動的に生成されるので、 自分で設定する必要はありません。 |
以前の (
package.xmlv1) オプション属性<platform>および<install-as>は リリースタグ に置き換えられました。具体的には、
<install>を使って<install-as>を指定し、<ignore>を<installconditions>と組み合わせて 特定のプラットフォームではインストールしないようにしたりすることができます。
<file> タグの
<role> 属性は、
そのファイルの型やインストール先を定義します。
| ロールの値 | 説明 | 対象ディレクトリ |
|---|---|---|
<php> |
PHP ソースファイル | $php_dir (インクルードパス) |
<doc> |
ドキュメントあるいはサンプルファイル | $doc_dir/Package_Name/ |
<data> |
パッケージ関連のデータファイル (画像やデータテーブル、 CSS など) | $data_dir/Package_Name/ |
<www> |
HTTPd のドキュメントルートに置くファイル | $www_dir/ |
<test> |
パッケージ関連のテストファイル (ユニットテストなど) | $test_dir/Package_Name/ |
<script> |
パッケージ関連のシェルスクリプト | PHP バイナリディレクトリ ($bin_dir) あるいは
定義されていれば PHP_PEAR_BIN_DIR |
<ext> |
拡張モジュール、動的読み込み可能なライブラリ | PHP 拡張モジュールディレクトリ ($ext_dir) あるいは
定義されていれば PHP_PEAR_EXTENSION_DIR |
<src> / <extsrc> |
C あるいは C++ のソースコード | 直接コピーされることはありません。拡張モジュールのビルドに用います。 |
$php_dir のようなディレクトリの位置は
PEAR で設定することができます。現在の値を取得するには
pear config-show
あるいは
pear config-get php_dir
を使用します。