CD-ROM ドライブは MSF フォーマット
(分(mins)/秒(secs)/フレーム(frames)) か、直接フレーム番号で
時間を指定します。
フレームは CD 上での標準の時間単位であり、1/75 秒に一致します。
SDL はトラックの長さやオフセット値を指定するとき
MSF の代わりにフレーム番号を使いますが、
FRAMES_TO_MSF() や MSF_TO_FRAMES() のマクロを使うことで
変換することができます。
SDL は SDL_CDStatus() が呼ばれるまで SDL_CD 構造体の
トラック情報を更新しないので、
CD の再生前にドライブに CD があることを確認し、
どのトラックが再生可能かどうかを調べるために
常に SDL_CDStatus() を使う必要があります。
トラックのインデックスは 0 から始まることに注意して下さい。
SDL には CD-ROM の再生用として 2 種類の関数があります。
SDL_CDPlayTracks() を使って CD 上の特定のトラックを再生したり、
SDL_CDPlay() を使って絶対位置のフレームオフセットを
再生することができます。
SDL には CD の挿入や再生完了を自動的に知らせる機能はありません。
これらの状態を検出するには、SDL_CDStatus() を使って定期的に
ドライブの状態を取得する必要があります。
これは CD のデータ一覧を読み込むので、きちきちのループの中で
連続して呼ばれてはいけません。