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Scilabヘルプ >> Linear Algebra > Matrix Analysis > rcond
rcond
条件数の逆数
呼び出し手順
rcond(X)
引数
- X
実数または複素数の正方行列
説明
rcond(X)
は,1-ノルムにおける
X
の条件の逆数の推定値です.
X
が健全な場合,
rcond(X)
は 1 に近くなります.
そうでない場合, rcond(X)
は 0に近くなります.
Aの1-ノルムを Lapack/DLANGEで計算, そのLU分解をLapack/DGETRFで計算, 最後に条件をLapack/DGECONで推定します.
例
A=diag([1:10]); rcond(A) A(1,1)=0.000001; rcond(A)
rcond
による1-ノルム逆条件数の推定は,
cond
による2-ノルム条件数の計算よりはるかに高速です.
トレードオフとして,rcond
は若干信頼性が低下する可能性があります.
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